スポンサーサイト



上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

名称ノ無イ輝キ



 生きてるだけで儲けもの。
 さて、いったい何を儲けているのか。
 昼寝中の神様捕まえて、聞いてみたところ。
「そりゃあれよ。えっと、何て言ったかな。あれだよあれ。」
 要領を得ないことを言う。
「あぁ、もう、面倒くさい。わしの目玉を貸してやるよ。」
 そう言って僕の目玉にグイッと押しつけてきた神様の目玉。変わった物が、見えた。
 人によって、輝きが違う。硬貨の様に見えた。
 ピカピカ輝いていたり、使い込まれてくすんでいたり。
 コレを表す言葉は、ついぞ思いつかない。言うなれば、命の輝き、のようなもの。生きることで手に入れる輝き。きっと、そんなもの。別に光ではないようだけれど。
 例えばあそこで必死に働いている人、頑張っているその姿。輝いていた。
 あるいはそこで病に伏せている人、必死に戦うその姿。輝いていた。
 公園のベンチで子供たちを見る老人、笑顔を顔に貼り付けて、少しくすんでいたけれど。
 働きもせず自分の部屋を出ることもない若者、死んだ目をして。それでも彼が許されている優しさ。
 それを許している人たちの甘さ。
「見えたか?まぁ、好きに生きて良い。好きに生きりゃあ良いんだ。生きてる奴しか好きに生きられやしないんだよ。わしの目玉で見れば、誰も彼もが儲けてやがる。」
 なるほど、好きに生きて良い。
 ならば、僕は。
スポンサーサイト

向コウ側ヘ



 僕の町へ行く列車を待っている駅のホーム、秋の空には陽気が過ぎて、抱えたジャケットが少し暑い。
 トラウザーのポケットに手を突っ込んだ僕の目の前、貨物列車が通り過ぎて行く。
 男の子の時分に思い描いた、連結部分に飛び乗りどこまでも行く。
 それをやるならまさに今。
 僕は勢い飛び乗り、コンテナに背中をしたたかに打ち付けた。
 衝撃に眩んだ僕の目が、見付けたコンテナの行き先は、アンドロメダ。
 起き上がって風を感じながら、風景を見ていると、この地に住みながら、この線路に何度も乗りながら、確かに通って行く列車の見たことのない、知らない路線へこの貨物列車。
 グングン空の高みへ登って行って、行く先は確かに雲の向こうのようだった。

過失ハ埋メル



 一心不乱に穴を掘っている。何を埋めたら面白いだろう。
 そんなことはあとで考えれば良いことで、今はただただ穴を掘っている。
 何のためとかはなく、楽しそうだったから、ただ掘る。
 すっかり日の暮れて帰る頃、背中にかかる冷たい悲鳴。
「ちょっ!何?穴?何で穴?誰?あたしを落とし穴に入れて笑おうっての?ふざけないでよっ!」
 見れば女神様が落っこちてた。
 どうやら何の意味もなく掘った穴、彼女にとっては彼女を貶めたい奴が掘ったことになってるらしい。
 なるほど、そいつで楽しめば良いのかと納得。さて、何を足らそうか。
 胸焼けするほどのチョコレート、吹けば飛びそうなほどに軽い羽毛の毛布、後はなんだろ、ええい、面倒だから女の子の好きそうなもの、目につく端から投げ込んでしまえ。

続きを読む

嘘ノ様ナ話



「どこか遠くにいきたいんだ。」
 そう言う太陽に翼をあげた。
 驚かないでほしい、太陽のやつ、空にあるくせに、うまく飛べないらしいんだ。

余計ナ言葉



「どんなに夜が怖くても大丈夫。お月様はなくならない。」
 するとどうだろう、お月様、摩天楼に隠れて、出てこない。

揺籃ノ国



 でっちあげのお日様の光降り注ぐ、子供たちの国に来ている。
 本日、皆、お待ちかねの、百年に一度、大人になれる唯一の一日。
 誰もがはしゃいで大人を楽しんで、童心に帰っている。
 何故ならここは、子供の国。
 見渡す限り、子供向けの玩具や食材しかありはしないから。

理解ノ枠外



 あれ、どれが僕だったろうか。
 お月様のショーウィンドウの中、並べられている僕を見ながら悩んでいる。

蕩ケタ月



 雨続き、弛くなったお月様がドロリ、垂れてきた。
 少年少女が集っては、お月さまで遊んでいる。
 慌てて凝固剤を塗りたくったけれど、海まで固まってしまって。
 あきれた漁師、空に漕ぎ出し何を獲る。その海には雑魚しかいないよ。

何とか乗り切りました。



 もの凄くせわしなかったです。今週は。
 地元なのに、家が近いのに、車中泊が二日もあるとか。
 今日は今日で相棒みたいな友人と名古屋へ買い物に行くので、決して暇ではないのですが。
 ともかく、コメント返信などおくれまして、大変申し訳ありませんでした。

 拍手返信。


誕生日があった週なのに。
 ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。

誕生日があった週なのに。
 俺は初めからビール等いけましたよ。ビールは喉で呑むものだ、炭酸と思って呑むんじゃないと教わったのでそのまま。
 スピリタスは最初ウイスキーの水割りを飲んだら、美味しくてですね。時期にロックやストレートで呑むようになりましたね。

三ツ風
 傘の骨が折れる程度なら良いのではないでしょうか。看板が飛んでくると、怖いです。

虚空ニ夢
 独特、ですかね。夢破れた男の佇まいなんて、こんなものだと思いますが。

極彩色ノ恋
 解釈はもちろん人それぞれです、と言うか、俺の側も気になるんです。どんな想像するのかなぁ、と。俺なんかは文字は文字でしか受け取れないんですが、映像として想像できる方って多いらしく、そういう人達はどんな想像になってるんだろう、と。

悪事ト一緒ニ埋メチマエ
 可愛らしさを感じられましたか。いや、書いてる側としては可愛い奴らですけれどね、どいつもこいつも。

忘レエヌ接吻
 それで片付けてしまった方が話は早いと思います。
 個人的に弁解。チャック・ベリーまだ存命だったんですね…。
 これならともかく、あくどい作品書いているのでせめて故人にすべきだとは、思っているので。

我楽多ノ王
 男の子をこじらせてしまうと、こういうものの方が安心できるのだと思います。


 来週は多分余裕ができるはずなので、ゆっくりしたい。ゆっくりする。
 あぁ、でもお酒は先週土曜日に一升瓶の半分開けて、そのあと飯のお供に飲みきってしまったのだった。

 今週、更新落とした時にお詫び替わりに用意した過去に2chのvipに書いてた作品を下の記事においておきます。
 五年前はvipperだった時分もあったのです。懐かしい。最近すっかり見てないや。元スレは新ジャンル元気な憑依霊でした。
 こんな作品、何のお詫びになるというのか。友人であるところのtbbのショウタは何か気に入ったらしいですけれども。

祖父の手紙



 俺の初めて借りた一人暮らしの、安アパートの一室。
 そこには思いがけぬ先客が居た。
 幽霊、と言う奴で。
 それは、それで構わなかった。
 女性で、美人だったし。別に呪ってきたり、そういうヒトでは無いらしいから。
 どうして彼女が幽霊としてやっているのか、それは知らない。どんな未練があるのかなんて、知りはしないし。興味がないわけではないけれど、高校生の俺に年上の女性の思いなんて、抱えきれるとは思えなかったから、聞いたりはしない。
 ボォっとしている時分の自分。彼女が俺に話しかけてくる。
「ご飯はどうするの?」
「自炊、できないからなぁ…。祖父さんに任せっぱなしだったし。また、コンビニかな。」
「作ったげよーか?」
「…あんた、そういうことまで出来るわけ?包丁だのフライパンだのがキッチンを独りでに宙を浮いている光景って、多分きっと、怖いんだけど。」
「えっ?いやいや、そういうのは無理。ポルターガイスト現象って奴のことでしょ?やったことないし。あっ、試そうか?」
「結構です。で、じゃあどうやってやんの?」
「忘れたの?私いまあなたに憑いてるんだけど。」
「…あぁ、あ~。うん、いや、別に忘れてないけどさ。えっ、つまり俺の身体を拝借して料理作ってくれるっての?」
「嫌じゃなければね。」
「…たまには、まともなものも食べとくべきか。お願いしますよ。」
「りょうか~い。じゃあ、スーパーに行こ?」
「あいあい。」
 そう、つまり彼女は安アパートの地縛霊、と言う訳でもなく、俺に憑依してしまったという奴で、妙に元気で、明るい人のようだった。

 例えば学校。
 抜き打ちのテストに、どうしても分からない問題にひたすらに悩み、ついにお手上げ。
 そんな時、俺の前にひょっこり現れては、俺にしか聞こえない声でそっとヒントを耳打ちしてくる。
「さぁ、このお返しに何をしてくれる?退屈させたら酷いからね?」
 声で答えられない俺、コクリと頷く。

 例えば写真。
 コチラで出来た友人たちと、遊びに歩き、写真好きの友人の、コンデジで撮ったその一枚に、そっと腕だけ写して見せたり。
「話の種になったでしょ?あっ、供養するからとか言って、印刷したの貰ってきてよ。いやぁ、幽霊になってから写真を残せるとは思ってなかったし。」
 貰ってきた写真。手しか写ってないのに嬉しそうに両手で抱えて眺めてる。

 例えば深夜。
 俺だけに憑けるというわけでもない彼女。
 シャンプーの切れたのを急に思い出して、コンビニ帰り、警察官に呼び止められて。しどろもどろになってる所。
「あっ、先帰ってて、すぐに帰るから。」
 警察官の声で、彼女の口調で。スタスタ俺の前から警察官が去っていく。

 今日だって、スーパーから帰ってきて、俺の体を使って、随分と手際良くフライパンを扱って、一汁三菜作り上げた。
 までは良かったのだが。
「あぁ~、久しぶりのご飯。どうかな?美味しいかな?あっ、行ける行ける。美味しい美味しい。さすが私じゃない?」
(いや、その、あんたが俺の身体使ってっからさ。味とか、さっぱ分かんねーんだけど。)
「煮付けも最高!やっぱ才能あるなぁ私。」
(ちょっと、あの、俺のための飯って話じゃ…。)
 そんな訳で結局、彼女が食べ終えるまで、俺は味覚の一つも覚えないまま。
 胃にずっしりと重さを感じ、舌には確かに醤油、味醂の後味が残っていて。
「あはは。その、ごめん。ほら、久しぶり、だし?」
「…はぁ、まぁ、いいよ。あんたが作ってくれたわけだしさ。まぁ、でも一口ぐらいは食いたかった。」
「あはっ…今度、また、ね?」
 少しかすれた笑い声、喜んでいるような。でも何か、失ったものを思い返しているような。

 良い大学に行く必要があった。
 稼ぐのだ。稼ぐのだ。稼がねばならぬのだ。
 強迫観念のように、自分の頭に毎日刻みつけている言葉。大量の砂粒のような教科書の文字で削られぬほど、深く刻みつけた言葉。金が要る。少なくとも大人二人、悠々と暮らせるように。恩義を返さねばならない。
 思いつめながら、血走った目で机にかじりついている。
 そんな時は決まって彼女は居ない。いや、そんな時だからこそ、そんな風にガムシャラに勉強しているんだろうと思う。こんな周りも見えず、ただただ目の前のことだけに集中している姿、同居人には見せられない。
 何故ならば。
「ただいま~。」
 剣呑な目付きを、ぎゅっとまぶた閉じて、誤魔化してみせた。
「おかえり。」
「あっ、うわっ、うわぁ~。」
「何何?どったの?」
「いやさぁ、結構長いことここ空き部屋でさぁ。私のこと見えた人なんて居ないのに、寒気がするとか言って、すぐ出て行っちゃうし。いや、そーゆーんじゃないか。そのね、単に、おかえりって、すごく嬉しいなぁ…って。ずっと聞いたことのない言葉だし。どちらかと言うと言うばかりだったし。」
 そんな風にぐずっているから。尚更俺は、彼女に何も聴けなくなる。いつか彼女と肩並べられるほどに大人になって見たら、その時には聞いてみたいと思うけど。まだ今は、俺には重いし。それでなくても。俺には今、一つのものしか見えないから。


 そんな一つのもの、急に失われてしまったのだけど。


『お前が格安の借家に住んだこと、少し残念に思う。
私に対しての気遣いなら、それは的外れなものだ。
ともかく、たまには顔に見せに来い。
ー祖父よりー』

 俺が一人暮らしを始めて、最初に貰った手紙はとても簡素なもので。
 それでもそれが俺に対する心配りに満ちていることは、良く分かって前読んだ時は、ありがたいなって思っただけなのに。
 今は、とても哀しい。手紙を胸のポケットにしまいこむ。

 俺を生んですぐ死んでしまった両親のかわりに、俺を育ててくれたのは、祖父だった。
 祖父自身、最愛の息子とその妻。それでなくてもその数ヶ月前に連れ合いを亡くした所で、心の余裕など無かっただろうに、俺を引き取り、泣き言の類一つ言わずに、俺を育ててくれた。
 厳しくも会ったが、とても穏やかで、優しい人だった。大好きな家族だ。
 尊敬している。ずっと、尊敬していた。

 彼は、もう居ない。

 俺は、静かに泣きながら、喪主を終え、ただ今帰宅した。

 それでも祖父さん、格安なアパートだけど、意外な出会いだってあるんだ。

 俺は玄関を開けて、ネクタイをはずしながら、ただいまと言う。
「…おかえり。大丈夫?目、赤いね。ちゃんと水分取った方がいいよ。」
「…ありがとう。」
 いつも軽口を言い合ってる仲なのに、こんな時は甘えさせてくれて。だから素直に感謝の言葉がポツリと出た。
 コップに水を汲んで飲みながら、俺はぽつぽつと話し出す。
「祖父さんはさ、大変だったと思うんだよね。 俺はまだ小さくて、父さん母さんが死んだのなんて受け止め切れなかったけど、祖父さんは良い大人で、息子に先に死なれて、そのうえ泣きじゃくるだけのガキを抱えて…」
「うん。」
「本当は泣いたときもあったのかもしれないけど、俺にはそんなところ、一度も見せなくて。最初の頃の祖父さんの飯なんてひどいもんでさ。でも一生懸命作ってたから、ガキながらに不味いなんて言えなくて、美味しいとかさ。言って。それを見てすまなさそうな顔して。」
 些細な思い出が脈絡無く頭をよぎり、それをそのまま口に出す支離滅裂な言葉に、彼女は静かに相槌をうってくれる。
「怒ると怖くて。俺が泣き出すと、男は泣くもんじゃないなんて、また怒って。悔しいから泣き止むとさ、笑顔でよしって言って褒めるんだ。あぁ、でもだめだなぁ。俺、今泣いてる…。」
「…お祖父さんの事、好きだったんだね。」
「…うん…今の高校だって、祖父さんが勉強見てくれながら、何とか入って、でも無理させてんの分かったからさ…火事とかだけでも、負担減らしたくって…ここに住むのを決めて、でもそんなのお見通しで…こんな手紙送って来るんだ…祖父さんにはとても適わなくて…憧れてたんだ。」
「お祖父さんも、寂しかったんだよ。男が巣立って行っちゃうのがさ。」
「…でも、そのせいで祖父さんの死に目に会えなくて!!俺は…なんで…ぐっ…ひっく…。」
 嗚咽が止まらない。
「そんなこと気にしないで良い、ここを選んだおかげで、同居人にも恵まれたんだろう?幸せそうで、良かった。」
「…え?」
 それは、いつもの彼女の口調と違ったから、俺は彼女の方を見た。
 彼女は俺のすぐ横を指差し、何かを聞いて喋りだす。
「ついにお前を一人にしてしまったこと、すまないと思う。」
「祖父さん…?」
 彼女が頷く、彼女は俺の体に入ってきて憑依する。すれば、俺の目によく見知った姿が見えて。
 その姿はとても薄くて、今にも消えそう。俺じゃ見えないのが良く分かって。
「しばらく見ない内に立派に、成長したな。」
「…祖父さん…俺、俺!」
「…お前を残していくのが、唯一の気がかりだったが、大丈夫そうだと思ったのに、男は泣くもんじゃない。」
「…無理だよ…こんな…こんな…。」
 祖父さんがそっと俺を抱きしめてくれる。力強くて優しくて懐かしい感覚。俺の涙は止まらない。
「私はもういくよ。天国かどこかはしらないが、お前をずっと見守っている。私が見ていると、そういうつもりで頑張れ」
 祖父さんの姿が今にも消えかかろうとしていく、俺は手を伸ばす。祖父さんはそっと首を横に振る。
 俺から体半分出した彼女が祖父にお辞儀する。祖父もまたお辞儀をして最後に祖父らしく。
 彼女に「ありがとう」と言う。
 俺に向けて「さようなら、だ。頑張るんだぞ」と言って、とうとう消えた。

 俺はその日夜を徹して泣き明かした、彼女はそんな俺を、暖かく優しく抱きしめてくれていた。
 俺は今度こそ、俺を支えてくれるこの場所を、この相手を守ろうと思いながら、意識を閉じた。

蛹ハ嘯ク



 季節の変わり目には、僕だって脱皮ぐらいする。
 羽でも生やせて見せようか、それとも鱗?硬い殻?
 羽を生やしたなら空に落ちてしまう。鱗を着たなら木の上から降りてこられない。殻を纏ったなら海に潜ってしまうだろう。
 大人に成ったら自由になれるなんて嘘だけれど、与えられた道をどんな風に進むかぐらいは決められるから、誰からも好かれぬ僕だけれど、好きにやらせてもらうとするよ。

飾ッタ言葉



 僕の言葉より早く届くものに嫉妬した。
 僕の心の鮮度、落ちてしまっていると言うことだから。
 言葉より早く届いてしまうものには、出来ないほどの表現を、たくさんたくさん言葉につめた。
 一つの気持ちに幾千何万の言葉を用いた。
 ゴテゴテに着飾られた言葉、伝わりづらくて、僕は泣いたよ。
 君が嫌いだ。
 この気持ちをどんなに伝えたら良かったのだろ。

百ノ顔



 同じ顔した人の群れ、僕をじっと見ている。
 狂いそうになるから、僕は地下室に逃げ込んだ。
 なのにたった一つの窓の向こう、同じ顔した人の群れが覗いてくる。
 狂ってしまった僕の顔。
 周りを見渡せば僕の顔。

明日ノ幻視



 次の朝、目覚めると、僕が死んでいた。

続きを読む

我楽多ノ王



 余りに安い僕の命を、何で飾ろう?何で飾ろう。
 ビール瓶の蓋、集めて作った王冠に、包装紙のマント。
 曲がった倒立式のフロントフォーク、ステッキにして。
 僕より年上、廃車寸前オープンカーのラム皮ベンチシート。
 ガラクタ尽くしの僕の命、天国に行ってもこれで安心。

目当テノ物ハ無カッタケレド



 メトロノームの揺れる先、そこにはお月様の大事なものが隠してあって。
 僕は指先に小さな火を点して、そこを目指して歩くんだ。
 仲間のお星様、揺れる針の道からポロポロ落ちた。
 落ちた先から素敵なメロディー流れてきたけど、音楽を抱き締めている暇なんて無いから。
 やっとたどり着いたリズムの果てで、隠してあった音楽に、包まれて寝る、秋の夜空に浮かんだ僕。
プロフィール

調子

Author:調子
男。178cm、57kg。昭和六十年生まれ。
喫煙者、飲酒家、博打打ち。ろくでなし。
好きな風呂は檜風呂。
愛車は1985年製のSR500。
けれども俺はヒノキ花粉症。おのれひのきめ、いつの日か必ずや檜風呂にしてケツに敷いてくれる。そろそろここに書くネタがないや。
著作権は特に主張したりとかは、ないです、短いからかぶってそうなこともありそうだし、何よりそんな暇があれば、次のを書く。もちろん侵害する気もないのではからずも盗作になっていた場合には対処します。
拍手コメントの返信は土曜日に一括でやらせて頂きます。ご了承ください。

メール


最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。